小川 未明 (おがわ みめい) 1982-1961


明治15年、新潟県の士族屋敷に生れる。本名、健作。早稲田大学卒。在学中は坪内逍遥や小泉八雲らの指導を受ける。

新ロマン派自然主義の作家として早稲田大学在学中に作家デビュー。童話の執筆も早く明治43年、26歳の時に最初の童話集「赤い船」を出版している。この「赤い船」は日本で最初の創作童話集として知られている。

純文学作家としての未明はアナーキズム思想に接近するにつけ低迷(していったらしい)、その間も童話は書きつづけ童話作家としての地位を不動のものにしていった。大正十五年には「童話宣言」、以後純然たる童話作家として児童文学に専念することを表明した。

1946年には児童文学者協会設立、初代会長に就任。1951年に芸術院賞を受賞、翌52年には芸術院 文化功労者となる。

1961年5月11日、脳出血で死去。享年79歳。

純文学の主の代表作に、「魯鈍な猫」、「物言はぬ顔」など。童話では「赤い蝋燭と人魚」、「金の輪」、「野薔薇」などがある。

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