とある午後のお話
とある日のうららかな午後。
僕は公園のベンチに腰掛けて、天文書に掲載られた銀河の写真を眺めていた。

『宇宙って広いなぁ』

そうぽつりとつぶやくと、隣に腰掛けていた見知らぬ女性が

『心はもっと広いものです』

とつぶやいた。

僕はそんなようなことをいう人がどんな人か知りたくなって、その女性の方へ向き直って顔を覗き込んだら、酷いブサイクだった。
僕はなんだか非常に楽しくなって、その女性をお茶に誘った。

2002/07/07Sun (No.025)

 

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